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W不倫で慰謝料請求! 家族や会社に秘密のまま解決する方法は?

2018年12月13日
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W不倫で慰謝料請求! 家族や会社に秘密のまま解決する方法は?

厚生労働省が発表している統計によると、岡山県の人口千人あたりの離婚率は1.72と、全国平均の1.7よりもやや高い数値が出ています。

会社の同僚とのW不倫を割り切った関係として楽しんでいたつもりでいたところ、ある日、相手の配偶者から慰謝料請求をされてしまったら……。不倫していたことが家族や会社に露呈してしまったらと考えると、「自分も離婚か?」「仕事に影響が出るかも」など、不安で夜も眠れないでしょう。

家族や会社に不倫していた事実が発覚してしまう可能性はあるのか、露呈しないようにするにはどうすればいいのか、ひとりで考えてもわからないものです。今回は、W不倫で相手方の配偶者から慰謝料請求されたケースにおいて、家族や会社に秘密にしたまま解決する方法について解説します。

1、どこからが不貞行為になるの?

慰謝料請求してくる相手の主張が正しいかどうかを判断するには、不貞行為について知っておくことが大切です。

「不貞行為」とは、結婚している者が、配偶者以外の者と性交渉又は性交類似行為を行うことを意味します。慰謝料請求の場面ではこの言葉がよく登場しますが、不貞行為は、民法770条に法定離婚事由のひとつとして定められた法律用語のひとつです。

婚姻という契約には「貞操義務」が付されています。本来、離婚する際には夫婦そろっての同意が必要となりますが、配偶者がこれに違反したとき、不貞行為を行った配偶者が離婚に同意していなくても、離婚が認められます。

不貞行為になるケースと不貞行為とならないケースには、以下のような事例があります。

  1. (1)不貞行為になるケース

    ●1度だけ性交渉した
    たとえ1度でも他の異性と性交渉すると不貞行為とみなされるケースがほとんどですが、1度きりで離婚が認められるかどうかは、個別の事例によって変わってきます。不貞をされた妻、もしくは夫が、結婚生活が継続できない状態になるほど、大きな精神的苦痛を受けたケースでは、裁判で不貞行為として認定される可能性があるでしょう。

    ●酔った勢いで性交渉した
    お酒に酔った勢いで、配偶者以外の異性と性交渉しても不貞行為になります。たとえ相手に恋愛感情を抱いていなくても、他人と性交渉するという行為は配偶者婦間の貞操義務に反するからです。

    ●配偶者が別居しているときに性交渉した
    たとえ別居中でも夫婦の一方が他人と性交渉すると「不貞行為」にみなされる可能性が高まります。ただし、配偶者婦の仲が冷め切っていて、実質的に婚姻関係が破綻している場合は、不貞行為にならないことがあります。

  2. (2)不貞行為にならないケース

    他方、以下のような行為は、法律上、不貞行為とはみなされません。

    • メールやSNSでのやり取り
    • 飲食店でいっしょに食事をする
    • ドライブや映画鑑賞などデートへ行く
    • 性交渉がなく心のつながりがあるだけの関係
    • 手をつなぐ、抱き合う、キスをするなど、性行為が伴わない関係

2、配偶者に秘密にしたまま解決できる?

不倫相手の配偶者から慰謝料請求をされたとしても、不倫していたことは秘密にしておきたいでしょう。特にあなたが離婚を考えていない状態であれば、自分の配偶者や家族に知られてしまうのだけは、何としてでも回避したいところです。

ところが、いくら秘密にしておこうと配慮しても、なかなか隠し通せるものではありません。配偶者といっしょに生活している以上、秘密にしたまま不倫問題を解決するのは難しいのが現実です。

ただし、早い段階で弁護士へ依頼して相手との交渉窓口になってもらえば、配偶者に秘密にしたまま不倫問題を解決できる可能性が高まります。

3、不倫の事実を家族や会社に秘密にできないケースとは?

家族や会社に不倫の事実が露呈されるとしたら、以下のようなケースが考えられます。

  1. (1)家に内容証明郵便が送られてきたケース

    不倫相手の配偶者が慰謝料請求する場合、自宅へ内容証明郵便が送られてきます。

    内容証明郵便は書留郵便なので、配達員は郵便受けなどへ入れません。配達証明が付いている場合がほとんどで、配達員は書留であることを告げて、サインをもらって郵便物を渡します。受取人は本人である必要はなく、家にいる人ならだれでも受け取ることが可能です。

    もし不倫相手の配偶者から慰謝料請求の内容証明郵便が自宅へ送付されてきたら、家族は「なんだろう」と怪しむはずです。内容証明郵便が突然、送られてくる家庭はほとんどないでしょう。結果、家族に問い詰められれば事情をすべて話す必要がでてくるかもしれません。

  2. (2)不倫相手の配偶者が勤務先へ通知した場合

    同じ職場でW不倫をしている場合、不倫相手の配偶者が不倫の事実を勤務先へ通知してくることがあります。その場合、勤務先に対し、「不倫をしている当事者に別れるように説得してほしい」「配置転換をしてもらいたい」などと要求することが考えられます。

4、慰謝料を少しでも減額する方法はある?

不倫の慰謝料を請求されても、相手が要求する金額は支払えない……ということもあるでしょう。過剰と思われる慰謝料を要求されるケースも考えられます。

慰謝料を少しでも減額する方法について解説します。

  1. (1)発言に気をつける

    不倫相手の配偶者が慰謝料請求してきた場合、自分の発言には気をつけてください。特に、事実を隠そうとするあまり、発言するたびに内容が異なっていると、裁判になったときに不利になることがあります。

    特に相手が弁護士を付けているケースでは特に、可能な限り、弁護士に依頼して、交渉を任せてしまうことをおすすめします。

  2. (2)書面でやり取りする

    軽率な発言を避けるため、相手とのやり取りはすべて文書で行うようにすることをおすすめします。

    書面と言うと大げさですが、メールやLINEなどのやりとりでもかまいません。文書でやり取りしておくと、以降、言った・言わないなどの揉め事につながりにくいメリットがあります。

    相手から電話があった場合や、突然訪ねてきたときでも、相手の住所やメールアドレスを聞き出して文書で対応するように心がけましょう。

  3. (3)相手方の落ち度を主張する

    交渉では相手の落ち度について指摘することで、減額が可能になります。たとえば、不倫するようになった原因が相手側にあれば、相手方の責任が大きいため減額材料となり得ます。

  4. (4)交渉を引き延ばす

    相手の要求に素直に従わずに、交渉を引き延ばすことも方法です。交渉が長期化すると、相手が慰謝料請求をあきらめるケースもありえます。ただし、相手が感情的になれば、秘密にしておきたいことを露呈される危険性が高まります。交渉をうまくできる自信がなければ、弁護士に対応を依頼したほうが安全です。

  5. (5)不倫相手にも負担を求める

    そもそも不貞行為はあなたひとりではできないことから、民法において、「共同不法行為」に定められています。

    不倫の慰謝料請求は、不貞をした配偶者と不倫相手に行えます。つまり、あなただけでなく、不倫相手にも慰謝料の支払い義務があるのです。不倫相手にも慰謝料を負担してもらうことで慰謝料を減額することができます。

5、まとめ

W不倫で相手方の配偶者から慰謝料請求をされた場合、慰謝料を払って家族や会社に秘密にしたまま解決したいところでしょう。ただし、自分だけで相手と交渉すると、いわれるがまま慰謝料を支払うことになったり、秘密にしてほしいという要望が伝わらず、不倫の事実が露呈してしまったりするリスクが高くなります。

家族や会社に秘密にしたまま問題を解決するには、弁護士へ相談するのが得策です。弁護士を窓口に指定することによって、相手が万が一、あなた自身の家族や会社に連絡したときでも、状況に適した対策を行うことができます。

W不倫で相手方の配偶者から慰謝料請求をされて悩んでいるときは、ベリーベスト法律事務所・岡山オフィスに相談してください。不倫慰謝料問題の対応実績が豊富な岡山オフィスの弁護士が、あなたが抱える問題が早期に解決するよう、尽力します。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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